小説

 私と悪魔の100の問答

――青空と聞いて、どんなことを連想する? やったー久しぶりのかどちんだー とゆわけで、上遠野浩平の書き下ろし小説に手を出してみたり。 書き下ろしってコトは、アレかい? ついに独自の世界で進んでいくのかい? ……と思った矢先、 あらゆるものを嘲笑うの…

 六百六十円の事情

――また来るの? ――来るよ。ここに来て、自分のお金でカツ丼食べて、毎日がんばる。 なんだこの青春劇わああああああああああああああああああああああああ!!!!<第二章 俺だって女子高生とスーパーカブ二人乗りしてラブコメのような夏を過ごしてぇえええ…

 人類は衰退しました 第6巻

――実は……あと二回変形する! やっぱ電車に乗ってる間は読書にかぎるわ……! とゆわけで堺市からの帰り道でガッツリ読ませていただきました、田中ロミオ。 アニメ化……ほんとにするんだなぁ。 鳥人間コンテストの「すかいはい」と、BL同人誌もとい同類誌の「さ…

 探偵・花咲太郎は覆さない

――まぁ、とにもかくにも。隣人が殺人犯であるという事実は、心臓と健全な人生に悪影響を及ぼす。 今回一番のサプライズポイントは、木曽川が本当に殺人スキルを有していたことか。 会話上設定上だけで文面には表わさないと(勝手に)思ってたんで、驚いてし…

 探偵・花咲太郎は閃かない

――うん。トウキが十五歳になるまでに、他の十歳の子とかにヤキモチ妬かせたいなぁ。 みーまーもコンプしてないのに、他の入間人間に手を出す無節操。 何故なら仕事中に読むには、挿絵やイラストがあると厄介だからです。 これ余談だけど、表紙のシルエットデ…

 少女には向かない職業

――あんたなんかぜんぜんこわくない。だって、こっちには大西葵がいるもん。あんたのことも、葵が、殺してくれるもん。 これいつから本棚にあったの? っていうくらい前に買った小説です。 たぶん『赤朽葉家の伝説』を読み終えた興奮のあまり、その直後に本屋…

 あなたの人生の物語

――忍耐よ、ご同輩。忍耐は美徳であるっていうでしょ。 八月頭に半分くらい読んだものの、そのまま放置してた件。 正直、短編集だと気付いてからは読み進めるモチベーションが下がってしまったのも事実。 出だしの「バビロンの塔」が面白かったんで、その話が…

 アクセル・ワールド1 -黒雪姫の帰還-

――かつてないほど戦慄し、また感動した。人は、これほど速くなれるのかと。 エウレカ……我ついに見出したり、停滞した世界を再び加速する真の王を、と胸のうちで叫んだよ。 川上稔が解説してる、という理由だけで買ったものの今まで手付かずでしたすいません…

 コップクラフト

――私もハイスクールの頃は、どうすれば隣の異性と体液を分かち合えるかばかり考えていたものだ。 この場合の体液というのは、霊的な意味合いも含んでいる。 そうやってみんな大人になるのだ。 またしてもガガガ文庫。 しかもこないだ読んだのと若干雰囲気が…

 風に乗りて歩むもの

――自分の未来だろう? いったい誰に口を挟ませるんだよ!? ふむ……。 ……ふむ……! とゆわけで(?)またもガガガ文庫でございます。 先月の刊行分なんだけどね……いやはやビジュアルイメージだけで買ったわりには面白かった。 幼女とおっさんの組み合わせ、爽…

 人類は衰退しました 第5巻

――まだ、さびしい? ――いいえ。頭の中で、いつでもお茶会が開かれているようなものですから。 まさかこの作品でじわりとくるコトがあろうとは……。 でも、ロボットが不意に見せる衝撃ってのは、いつの時代もこちらの感情を揺さぶってくるよ。 ほら……震電とか…

 ささみさん@がんばらない

――おめでとう、ささみさん。 あなたの平和な日常は、これからもずっと続いていく。 著、日日日……そしてイラストが左氏というクリティカルタッグ。 これで買わないという選択肢が出てきたら、俺は俺を否定するわ。 とゆわけで久しぶりのガガガ文庫『ささみさ…

 僕は友達が少ない

――さあ死ね! 人を殺すときだけ生きていると実感できる! ぶっちゃけたハナシ、ブリキ氏のイラストに惹かれて買ってしまいました。 内容? 前評判? まったくなし。 で、ノベル自体久しぶりに読んだんだけども……なんというか、良くも悪くもMF文庫Jだなぁとい…

 偽物語 下巻

――お前さ。僕のために死ねるか? ――死ねるよ? だから何? もうね、暦お兄ちゃんは妹のコト好きすぎ。 俺も同じく妹がいる立場として言わせてもらうけど、彼の妹好き好き度は異常ですw でもそこがいい、格好良いぜドアラ木さん! とゆわけで、発売・購入か…

 空の境界/未来福音

――君の視る未来は、きっと警告なんじゃないかな。こういうコトが起きるから、悔いのないよう頑張りなさいっていう。 サークル竹箒が昨年の夏に出版した同人誌です。 中には奈須きのこ氏の小説以外に、武内崇御大の漫画まで収録されているという豪華っぷり。 …

 人類は衰退しました 第4巻

――原子力発電だなんて言い出したらロイヤルに止めてましたよ。 田中ロミオの妖精系エセメルヘンライトノベル第四弾。 相変わらず、チキンが走りだしたりイジメが発生したりの混沌具合。 なのに、こんなの物語が成り立つはずがねぇ、なんて考える隙は与えられ…

 さよならピアノソナタ 第4巻

――哀しい事実は動かせない。 それでも、最高の、クリスマスにしよう。 あああああああああああああ! 「これは相原のぶんでこっちは俺のぶんだ!」 俺も混ぜろモブの人! 全力で直巳を殴らないといけない気がする! ……要約するとそんな感じの最終巻、『さよ…

 偽物語 上巻

――まあ、天国のイメージは人それぞれですからね。 ちなみにわたしは天国という言葉からはドリンクバーを連想します。 ほんともう、趣味ダダ漏れの西尾維新小説。 ようやっと読み終えましたよ『化物語』シリーズ第四作、『偽物語<上>』! 会話のキレは以前…

 不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界

――実際のところ、教師には一戒しかない。 一、教師は聖職者である――ゆえに、人間であってはならない。 西尾維新漬けの毎日、気持ち良くなってきた。 で、本当は『偽物語』に進むつもりだったんだけど、衝動買いしたきみとぼくシリーズを先に開いてしまったり…

 傷物語

――泣き虫じゃのう――我が従僕は。情けない。 ――ち――違う。これは涙じゃない。これは、これは――血だ。 時に人間をも殺しうるという退屈に対抗すべく、俺は、一冊の本を手に取った。 西尾維新の趣味全開小説『化物語』の続編にして前日譚、『傷物語』を。 とい…

 <本の姫>は謳う 第1巻

――ああ、なんてもどかしい! どうして私にはお前を支える腕がないんだ! ふぁふぁふぁふぁ、ファンタジーやぁー! と思ってたけど、結構そんなこともなかったり。 発達した文化があり、しかし幾許かのファンタジー要素があり、なかなか独自の世界観。 そんな…

 エレGY

――30000rpm/sec.で加速しろ。二人乗りの自転車こそ、最速最高の二輪と知れ。 と言っても、実際読んだのは単行本の方でなく、パンドラ Vol.1 SIDE-Bで。 そんなこんなで『エレGY』。 七割方実在する物事をモデルに書かれた小説だそうで。 じゃあなにか、ヒロ…

 さよならピアノソナタ 第3巻

――いつかきみがやったことと同じだよ。 話してもわからないやつは、ギターでぶっとばすんだ。 朝早く起きて、ふとページをめくり始めたら、いつの間にか読み終わっていた。 あれ? 俺の二時間はどこへ吹き飛んだ? とゆわけで、恋と革命の物語『さよならピア…

 ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート

――そうさ、いつだって背水の陣 槍を取って入る覚悟はできてる 時間切れで後悔する前にオンボロトラックにすべてを託すのさ MF文庫Jなんて某ゼロ魔くらいしか知らない(それすら読んだことない)んだけど。 ぶっちゃけると、表紙にギター持った女の子がいた、…

 さよならピアノソナタ 第2巻

――言葉じゃ、伝わらないなんてことはよくあるんだ。 連続読了第2巻。 あああああ実家帰ってきて何やってるんだろう俺は。 でも面白かったからよしとする。 ただ――この第2巻、面白くとも爽快であったかといえば話は違う。 前回ラストでついにメンバー四人が…

 さよならピアノソナタ 第1巻

――少年、火をつけてあげよう。 実家に帰省する途中の新幹線内で読了。 ヘッドホンでNIRVANA聴きながら読んでたら変な脳汁が出て困った。 いや、作中のサウンドと合わせるならむしろレッド・ツェッペリンとかをBGMにする方が正解かもしれないけど。 それはさ…

 “文学少女”と月花を孕く水妖

――夢を見たという記憶は、残るわ。 そうして、その記憶が、心をあたためてくれることがあるの。 時は少し巻き戻り、夏。 物語がクライマックスまで来たところで戻るのは酷い、と思ったけど、これはこれで。 遠子先輩や麻貴先輩、さらには流人あたりまで詰め…

 きみとぼくが壊した世界

――あれ? くろね子さん、どうしたんですか? 顔色が悪いですね、酔ったんですか? なんだか、気持ち悪そうですけれど。 きみとぼくシリーズ第三弾。 あ、いや、世界シリーズと呼ぶべきなのか? どちらにしてもミステリの皮をかぶったフリをしたメタメタミス…

 とある飛空士への追憶

――シャルルにとって、空が宝物なのね。 ぐぁ……。 なにこの読後感。 久しく味わってなかった快い感覚。 読み終わって深呼吸を一つ。 本を閉じ見上げたリアルの空は抜けるように晴れ晴れで、脳裡の清々しさに拍車をかけてくるし。 なんていうか、ああ……俺も、…

 ANGEL+DIVE 1.STARFAKE

――そうだね。忘れてしまう前に。 一迅社文庫創刊を記念して、とりあえず『薔薇のマリア』で有名な十文字青に手を出してみた。 主な舞台は1990年の北海道。 中学生の主人公と不思議な少女の、奇妙なボーイミーツガール。 前半は各キャラクタの顔見せって感じ…