僕は友達が少ない

僕は友達が少ない (MF文庫J)

――さあ死ね! 人を殺すときだけ生きていると実感できる!




ぶっちゃけたハナシ、ブリキ氏のイラストに惹かれて買ってしまいました。
内容? 前評判? まったくなし。


で、ノベル自体久しぶりに読んだんだけども……なんというか、良くも悪くもMF文庫Jだなぁというのが第一印象。
ところで最近は、この手のショートストーリー積み重ね系が流行ってるの?
いや、こういうの初めて(キノはちょっと違うよな?)だけど、結構面白い。
四コマ漫画を読んでるような感覚、ってのは誰の言葉だったか。
褒め言葉として、お手軽に楽しめる作品って感じでいいんじゃないでしょうかね。
ただ――こんなコト言いたくはないけど、ところどころどこかで見た覚えのあるようなシーンがあったりして、「それってどうなの?」という気分になることもしばしば。


さて内容について。
友達の少ない――作り方のわからない――少年少女が、独自の部活を創って駄弁ったり遊んだり駄弁ったりするお話。
ってか、出だしの小鷹と夜空の会話あたりまではタイトルに偽りなしだったものの、星奈が入部してからは完全にリア充の一途じゃないか……。
美少女二人とゲームしたり、何気にフラグ立てたり、もう完全に“生きるギャルゲー主人公”だよ……。
まぁ厨二病の妹は要らないが。


しかし口絵やプロローグに登場する天才発明家とやらはいったい何だったんだ?
次巻以降で出てくるってことなんだろうか……でもそんなキャラがいたとして、まさかカラー絵まで描かれるとは……奇抜だな。
とりあえず二巻も出てるみたいなんで買ってみるか。