アクセル・ワールド1 -黒雪姫の帰還-

アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)

――かつてないほど戦慄し、また感動した。人は、これほど速くなれるのかと。
   エウレカ……我ついに見出したり、停滞した世界を再び加速する真の王を、と胸のうちで叫んだよ。




川上稔が解説してる、という理由だけで買ったものの今まで手付かずでしたすいません。
実はバーチャルゲーム系(?)の漫画や小説があんまり好きじゃないpseudoです。
ほら、なんか、胸が熱くなるっていうかね?
――でも、やはり何事も食わず嫌いは駄目だなぁ。
こんなにも胸が熱く――もちろんいい意味で――なったのは久しぶりだ。


とゆわけで『アクセル・ワールド』第1巻。
ケーブルを首筋に挿してグローバルネットに接続するのが当たり前な近未来。
授業を受けながら視界にメール受信のアイコン表示が浮かんだり、というのはまさに、想像に易いステキフューチャーって感じ。
あと自動制御の自動車とかね。四王子教授もお喜びナリよー。
まぁなんかそんな世界で、しかし実にアナクロなイジメに遭っているのが主人公のハルユキ少年。
閉塞された未来に希望を見出せない彼の前に、一つの希望(アプリケーション)とともに黒雪姫が現れたとき、物語は動き出した――。


とにかく熱い、熱い。
ブコメ要素以上に、バーストリンカーとしてのバトルにここまで燃えるとは、正直自分でもびっくりです。
なにやら所々が厨二的というか、具体的に言うと必殺技名が素敵な感じに格好悪いw
……なのに何だこの昂揚感は!?
昔の血が騒ぐとでもいうのかpseudoよ。
つまらぬプライドを捨て、一個として加速世界に身を委ねたいとでもいうのか!?
うおおおおおお、俺も、俺も《バースト・リンク》してええええええええええ!




――あ、解説について。
川上稔はほんまに神懸かったアホやでぇw

    一つ、まずは男連中にだけ解る話をしよう。
    いいか?
    ――貴様の母親が背後のドアを開けて部屋に進入するのには、0.3秒もあればいい。

久しぶりの川上節に大爆笑。
ってかぶっちゃけこれは解説でも何でもない、ただの趣味だーw
ぜひ川原礫には本編でカワカミを登場させてやってほしい……!