六百六十円の事情

六百六十円の事情 (メディアワークス文庫)

――また来るの?
――来るよ。ここに来て、自分のお金でカツ丼食べて、毎日がんばる。




なんだこの青春劇わああああああああああああああああああああああああ!!!!<第二章
俺だって女子高生とスーパーカブ二人乗りしてラブコメのような夏を過ごしてぇええええ!


……それはそうと入間人間、こんな群像劇も巧い。
みーまー8巻もそんな感じらしい(未読なので深くコメントできない)けど、こういう作風もいいもんだなぁ。
登場人物ごとに変わる変わるな主観を描き、そこここで関わる人々が実は他の視点で主役となる。
そして最後の章で、一人の物語に全ての主役たちの糸がしゅるしゅるとまとまっていく――。
なーんか久しぶりに気持ちいい読後感だぞっと。


しかしアレだ。
夏の青春といえば、誰もいない学校のプールへのダイブは欠かせない。
「めちゃくちゃ気持ちいいぞ、と誰かが言っていた」じゃないけど、できるのなら自分もやってみたいもんなー。
じゃぶんじゃぶーん!


とかなんとか言っといて何が結論に来るかといえば、竹仲てめぇ俺と代われってコトだコノヤロウゥォォォ……!