偽物語 下巻

偽物語(下) (講談社BOX)

――お前さ。僕のために死ねるか?
――死ねるよ? だから何?




もうね、暦お兄ちゃんは妹のコト好きすぎ。
俺も同じく妹がいる立場として言わせてもらうけど、彼の妹好き好き度は異常ですw
でもそこがいい、格好良いぜドアラ木さん!


とゆわけで、発売・購入からだいぶ遅くなってしまいましたが、『偽物語』下巻、最終話つきひフェニックス読了です。
っつーかですな、上巻末尾の予告にあった台詞の凄まじいフェイクっぷりに噴いた。
どう見ても月火の台詞に見えるだろうが……。
ぶっちゃけその台詞の所為で、俺の中の最終話に対する先入観が完全に、
立ち塞がるラスボスは――不死の怪鳥フェニックスを全身に宿し、業火を纏う妹の姿だった!
「こんな偽物だらけの世界は滅んじゃっていいと思うんだよね、お兄ちゃん――」

みたいなイメージになってしまっていたんだがどうしてくれる西尾維新


とりあえず面白ポイント、というか素敵シーンについて。
まずは誰しもが興奮したであろう火燐との歯ブラシプレイ。
実妹相手とは思えないヘヴンっぷり。
ぐちゃぐちゃでじゅくじゅくでうにょうにょでぞくぞくで……眼球舐めといい、伽羅蕗さんの性癖には頭が下がる思いです。


続いて、俺の嫁こと八九寺真宵の出番が多い件。
最高だ! 言うことなし!
しかも続編『傾物語』では八九寺が主役とか!
NI・SHI・O! NI・SHI・O!


あとは(一応)今回のメインポジションである月火がアレされた後の一連シーン。

      「僕とのちゅーなんか数えるな。兄妹なんて、そんなもんだろ」

ぐあっ、木々良々さん格好良い! ぱないの!
今回、カノジョであるガハラさんが出番少ないわりに、主人公が面目を大幅躍如させてる感じで満足です。
久しぶりにバトル展開(といっても完膚なきまでにワンサイドゲームだけど)もあるし、さすが最終話を謳うだけはある……のかな?
まぁバトルといえば忍の方がなかなかに熱くて、ハートアンダーブレードが好きなpseudoとしては諸手をあげて喜ぶしかない。
よし、フロッキーシュー買ってこよう。