境界線上のホラ子さん

境界線上のホラ子さん (電撃コミックス EX 180-1)

――私たちはようやく登り始めたばかりなのよ! このバンド坂を!




なんというか、川上稔関連がここまで発展するとは、かつては考えも及ばなかったなぁ。
伯林だ倫敦だと興奮していた頃が懐かしい……。
またああいうシリーズにも期待したいところ。


とゆわけで、『境界線上のホライゾン』のスピンアウトパロディ、『境界線上のホラ子さん』です。
一言で言えば、メディアワークスにありがちな電撃文庫作品の二次拡張。
昔に比べて最近はそこそこ“当たり”が増えて喜ばしい風潮もあるけど──。
今回はちょっと、内容が、薄味、か、な?
面白くないわけじゃないし、グッとくるネタもありますよ?
本編ラストはまさかの男坂オチですし?
デフォルメされた境ホラキャラクターズは、どいつもこいつも可愛いしねー。
まぁ……こうしてメディアミックスするってコトは、原作周りの環境が整うってコトで、そうなりゃ氏の筆圧もさらに強まるだろう……って解釈しようか。うん。


あ、巻末の原作者ダブルコメントも素敵でした。
氏の絶賛文とさとやすイラストは垂涎モノ。