夢喰いメリー 第3巻

夢喰いメリー (3) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

――壁の強度も三流品、役者も大根揃いとは、つくづく呆れて欠伸が出る。
   三文芝居はこれで終わりだ。成敗する。




気が付いたら出てました、牛木義隆氏の商業コミック『夢喰いメリー』第3巻。
何気に表紙のメリーの肌色面積が多くてドキドキ。


毎度毎度凝った言い回しとか、なんだろ、ふとしたワンシーンが琴線に触れてくる。
地味めなところで言うと、ランズボローの“狩の時間”に対して、エルクレスの“照時間”とか。
これはどっちもショウタイムと読みます。


で、今回、人間と夢魔の繋がり、関係性が明らかになったわけで。
単純に敵に対して「よらば斬ります!」をやればいいってモンじゃない、と悩んだり躓いたり。
そんな中、特別な力を持たない主人公・夢路が、自分も足手纏いにならないだけの力を欲するあたりが燃えポイント。
アレだな、『灼眼のシャナ』でいう、最初の頃の悠二の姿を思い出しますな、ブルートザオガーで頑張ってた頃のね。
ありがちかもしれないけど、やっぱ王道は面白い。


さて、どーでもいいけど、霧島咲のしてる腕時計は、俺の仕事用ウォッチと同じかもしれない。完。