魔法先生ネギま! 第17巻

魔法先生ネギま!(17) (講談社コミックス)

――もはや……自身が正しいと思い込むことなどで……これ以上、一歩も先へ進めるハズはないのです!




あれ? 通常版を買ったつもりが限定版だった。
べつに要らないシールが付いててビビる。値段が同じだから構わないけど。


さて物語は超編クライマックス。
長かった学園祭もそろそろ終わるとかなんとか。
いや、こんな熱いバトルが読めるならまだまだ続いてくれたっていいよ俺は。
だって、そう、赤松健の緻密な書き込み&設定&伏線から描かれる丁寧な戦闘シーンたるや、そこいらの少年漫画の比じゃねぇんだぜ?
実際、これまで続いた学園祭中で張り巡らされた物語の糸が収束していく今巻の熱さといったら、凄ぇですわ。
読みながら、都市シリーズ『新伯林』のラストを思い出した。
結末へ向けてヘイゼルとベルガーが竜に乗って疾走する。
立ち塞がる敵を、数多の仲間たちが食い止め蹴散らし、そして二人のための道を作っていく。
……で、思ったね。ベタ中のベタだけど、俺はそういうシーンに弱いんだと。ここは俺に任せて先へ行け的な。
やっぱ王道はいつの時代も王道。