機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 中巻
――アデュー! ……わたしのパトロン。わたしは、死ににいくのかもしれません。
なんという濃厚白濁とした富野節……。
小説として面白いかと訊かれれば返答に詰まってしまう、それが閃光のハサウェイ。
戦闘シーンはあまりなく、各陣営キャラクタの工作・軍事活動が今回のメイン。
しかし、なんとなーく引き込まれてしまうというか、妙な引力を感じざるを得ないから不思議。
その様たるや、まさにギギ・アンダルシア。
決して彼女のアバンギャルドな言動にpseudoの肉欲や劣情が煽られたからではない。
「……大佐、セックス上手でさ、オーラルやアナルも要求されたでしょ?」
……煽られたわけではないのだ。
でもほんと、なんとか映像化に漕ぎ着けてほしいなぁというのが本音のところ。
ベルチルからUCにかけての矛盾はあるだろうけど、そのへんを是非とも乗り越えて実現してほしい。
そう、ブレンパワードやキングゲイナーも悪くない。
でも俺は、純粋にトミノトミノした“ガンダム”のアニメを観たいのです!
……噂の新作『Gのレコンギスタ』も気にはなりますがね、まぁそれはそれってことで……!