ヤンキーキャンドル -後編-

 【昨日のあらすじ】
御杖でうどん、伊勢で食べ歩き、そして志摩でモス。
徹頭徹尾飲食で成り立つ旅行の果てはどっちだ……!?



       ◇



とゆわけで続き。
朝10時半にチェックアウトするや、所要5分で志摩スペイン村に到着!
……と思いきや予想を上回る混みようで、臨時の第三駐車場に誘導されてしまうという展開に。
そこはスペイン村のメイン会場からは少し離れているので、無料バスで正面ゲートまで運んでもらう仕様みたい。
結構暑いし、人も多め、でも風が強くて遊ぶにはちょうどいい気候。
入園料が4,800円っていう予想外の価格には目を瞑り、さぁいざバラガン・ルイゼンバーン!
……ん?
おや……? 同伴してるカノジョのようすが……。
   「ヤバい……おなかいたい……」
おめでとう! カノジョのアレがアレ来ちゃってアレだー!



入園5分でまずトイレ、かれこれ一時間はひきこもり。
いや、躰は大事にしてもらわないと困るし、無理されてもどうしようもないんでな……。
とりあえず木陰のベンチで水飲ませながら、お昼のパレードだけ観て、出ることに。
     
さすがにお土産だけは買ったけどねー。
まぁアレだ、いずれ子供ができたときにまた来ればいいと思うの。
今日の思い出はその日のための布石ってコトでひとつ。



スペイン村の脱出が大体14時。
途中、ちょっとイオンに寄って必要な物品を購入して、体勢を整える。
ぱんつよし! 羽つきよし! バファリンよーし!
さて名張の方まで戻りましょう――まったりドライブって感じも悪くないですよね?



名張では最後のイベントが待っておりました。
なんでも、先月の俺の誕生日に会えなかった分、そのお祝いをしてくれるらしいんですん。
予約してくれてた店は、アミティエっていうフランス料理店。
そ、そんな……テーブルマナーのテの字も知らんpseudoに踏破できるとは到底思えない……!
でも、住宅街の最中に佇む派手さのない店を見ると、どこかホッとできるというか、身近な様相で実に素敵。
さすがに料理の写真を撮るような真似ができるほどではなかったけど。
前菜から始まって、パン、スープ、魚、肉、デザート、と。
どれもこれもが美味しくて、まさに今回の“食”旅行を締めくくるに相応しい、ワンダフルなディナーでしたとさ!



以上、三重県ぶらり旅でした。
とりあえず、今年中には結婚しようかなという道筋が見えてきただけで、旅の甲斐はあったと感じたりー。