げんしけん 二代目の壱(第10巻)

げんしけん 二代目の壱(10) (アフタヌーンKC)

――お前ちゃんと失恋できてねーんだよ。だからいつまでもこんなトコでグダグダやってんだ。




まさかの続編。
蛇足になるかもなんて心配は、読み始め数秒で消し飛んだり。
時間は確実に繋がっていて、現代視覚文化研究会のあの物語はそのまま生きている。
とりあえず主役は荻上さんにシフトしたみたい。
女性比率が一気に高まったために部室の雰囲気は“女性向け”な感じになったけどw


ってか、波戸くんがすげぇ美しくて困る。
朽木じゃないけど、まさに『こんなに可愛い子が女の子のわけがない』的なアレ。
麗しい生脚なんて晒された日にゃあ……ねぇ?
……男の娘相手に、こんな揺らぐ自分なんて、知らない……!
あ、能登真美子(能見弥美子)ボイスらしい点が倍率ドンファクターであることも忘れずに。


しかし、真の主役はラララメさん、もとい斑目晴信その人である。
もうね、笹原妹との会話では、自分の傷口も粗塩で洗われてる気分になって……居た堪れない……。
一応春日部さんには知られてない路線なのか。
前期最終巻の特典同人誌の印象が強かったからなぁ……。
いやさ今度こそ大丈夫、スーの言うとおり、

   「チャント失恋シナクテモ前ニ進ム方法ハアルヨ。
    新シイ恋ヲスレバイイ」

そうだ! 頑張れぼくらの斑目
あ、でもぼくらを置いて格好良くなりすぎませんように!