幹部候補生編(6) ただ、雪の日を唄いながら

嫌がらせのように毎週末、勤務を捻じ込んでくる上司たちに呪いを。
半日持っていくのはやっぱり酷いと思うのですが……そのへんどーよ?



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とゆわけで余計な仕事が終わって午後7時、夕飯を食べながらようやくらっきょ鑑賞タイム到来ですよ。
まずは第五話「矛盾螺旋」――なんという時系列シャッフル。
最初わけわからんかったものの、観すすめていくうちに、その混沌とした螺旋に呑み込まれていく感触が生じる。
それはそうと、とにかく臙条巴が熱い。
贋者が信念を持って立ち向かうという構図は、某衛宮士郎を彷彿とさせて燃え滾る。
そしてあとは橙子さんの鋭さに蕩れ。
やっぱこの話の“痛んだ赤s……ゲフンゲフン、に、人形師の方は格好良すぎてたまんねえ。
ところで、せきしょく、って読み方だとは思わなかったな、俺はアカイロだとばかり。



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続きまして「忘却録音」。
なんていうかもう、鮮花無双。
スポンティニアス・コンバッションがこんな格好良いとは……なんていうか超AzoLto。
あとね、仕草の数々が超可愛いから困る。
ベッドに寝転がって悶絶する姿だけでたらこスパゲティ5杯はいける。


……でも、残念なことに玄霧皐月の活躍がちょっと物足りなかったかなぁ。
いや、ゴドーワードさんは元より陰で動く人なんだろうけど、もうちょっと統一言語についての話が欲しかったり。
でも黄路美沙夜先輩の水樹奈々っぷりが素敵だったので、まぁいいか。



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そして「殺人考察(後)」。
再来した殺人鬼を追い、両儀式もまた姿を消す。
ってか白純里緒保志総一朗っぷりは最高だな! 思わずファーストブリットしちゃうところだった!


ともあれさすが最終話、作画のレベルが半端じゃない。
アクションだけじゃない、細かな所作、静かな挙動、その全てに最後のクオリティを感じざるをえない。
式の直線軌道、白純先輩の三次元軌道、そのどちらもに魅入られる。
これなら七夜の惨殺空間も再現できるよなぁ。
しかししかし、白純先輩の涎プレイはすげぇな……母親と観てて気まずくなるくらいの凄さだわ……。



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そんなこんなで、買ってよかったと思える超製品であったことに偽りはない。
ああ……ロケットペンシル最高……。