真月譚月姫 第8巻

真月譚月姫 8 (電撃コミックス)

――自分から純粋さを奪った女。
   一瞬、ただ一度見ただけで心を奪われた自分。純粋だった自分を堕落させた憎い真祖――。
   あまりにも憎くて、幾度も転生してその度に彼女が来るのを待った。




佐々木少年連続刊行。
だから今巻で終わりだと思っていたがそんなコトはなかったぜ!
バーサスハルオ……もとい志貴vs四季の火蓋が切って落とされる!
校内を縦横無尽に使って繰り広げられる戦いは、しかし決着の幕を下ろすことはなかった。
“線”に沿って片腕を斬られた挙げ句、胸の“点”を突かれ瀕死に陥る志貴。
間一髪シエル先輩に助けられ窮地を脱するも、屋敷で目を覚ました彼に秋葉が語る真実は残酷なものだった。
全ての過去が繋がり、今に至る。
けれど、その全てを知った上で志貴は言う。

    「もういいんだ、秋葉」
    「自分が何者か、なんて、もう終わったことだろう?」

そう、それよりも、今はもっと大事なことがあるのだと。
死地に赴こうとする白き吸血姫がロアと対峙する前に、自分の手で倒さなければ――!


そんなこんなの真月譚、ああ俺やっぱ月姫好きだわw
本当にクライマックスが押し迫り、おそらく次で終わりだと思うけど、早く見届けたいようなもったいないような。
「一秒先にも世界すべてが滅んでしまいそうな錯覚を、おまえは知らない」云々の名台詞を、ノーカットで登場させてくれることを願って。





……某鍵の某アフターみたいに、パラレル的に琥珀さんルートを描いてはくれないものか……。