ぬらりひょんの孫 第8巻

ぬらりひょんの孫 8 (ジャンプコミックス)

――いくぜてめぇら! 京はしめぇだ、ワシの背中に並んで……ついてこい!




リクオの祖父、すなわち総大将ぬらりひょんの若かりし日を描いた過去編がメインの第8巻。
特殊な力を持つ人間の生き肝を狙って蠢く大妖怪、羽衣狐。
彼奴に攫われた珱姫を救うため、ぬらりひょん大坂城へ乗り込む……!
うおおおお、出入りじゃ出入りじゃ、かっちょよすぎです総大将!


で、この過去編、いろいろとコメントしたいことがありますなー。
まぁ総大将の格好良さは何遍繰り返し述べても述べ足りないわけですが――他の面子もまた熱いったら。
血気盛んな牛鬼とか、やたら渋い一ツ目とか。
特に一ツ目は、総大将に熱く惚れてたがゆえにリクオの代に対して厳しく接しているのかなぁなんて見て取れたり。
     
あぁ、あとアレだ、例の如く雪女。
先代あるいは先々代――総大将の側近をしていた雪女は雪麗(せつら)というみたいだけど、仮にリクオの側近がこの人だったら俺は惚れなかったw
でも「何代かけてもあの人の口唇うばってやる!」とか言っちゃう執念深さは好みだけどね……うん。
     



――そして時代は現在へと再び戻り。
かの羽衣狐が京都で復活したとの悪報から新たな物語が始まる。
いわゆる遠野修行編ってやつだ。
さすがWJ、定番の主人公修行イベントですなー。
リクオが本家を離れることでつららの出番が減りそうなあたりが不安要素だけど、それを差し引いても面白い展開になるであろうことを期待してますよ……ほんと。



しかし現代版羽衣狐さまが超ヤバい件。
ヤバいなんてもんじゃあない。
立ち絵一枚で魅せる、黒白のモノクロームによる絶大なインパクト。
加えて黒髪ストロング+セーラー服なんて反則すぎるだろ!
ふつくしい……あ、い、いや、大丈夫、俺にはつららがいるんだ、浮気はしない、浮気はしないぞっ……!