ぬらりひょんの孫 第7巻
――……今のは悪行やで! 帰ってきたら……今の分、滅したる!
――へぇ。楽しみにしとく。
なんとなくいつもに比べて表紙が派手に見えるのは、ゆらの式神の赤色の所為か。
とゆわけで、陰陽師三兄妹が表紙を飾る『ぬらりひょんの孫』第7巻。
ついにリクオの正体が友人にバレる!
といってもゆらにだけだけど、ようやくというかなんというか、わりとあっさりバレた感じで。
ってか悪人面で二枚舌の花開院竜二がいいキャラしてるなぁ。
たしかにこれまで、戦闘は力任せでゴリ押しに攻めまくる感じだったんで、こういう搦め手は珍しい。
直線的でなく、カーブと言いながらナックルを投げる具合が素敵。
で、後半は妖刀・祢々切丸を巡る過去物語。
というか本家本元の総大将、ぬらりひょん自身が百鬼夜行を率いていた頃の物語。
「さぁて今日も、いこうか……お前ら、妖狩りだ」
「なぁに、誰も気付きはしない。ぬらりくらりと……ワシに身を任してみよ」
か、かっけー!
おじいちゃん!? これがおじいちゃんデスカ!?
うおおおお……すげぇ、四百年ってすげぇ……!
――ところで今回、雪女の出番が少なくてションボリ。
百鬼夜行とともにリクオの許へ駆けつけるシーンくらいしか見所がない……。
あ、でも、過去(先代?)の雪女もなかなか。
むー、俺もしてみたいです、雪女と口吸ひ!