あずまんが大王 3年生

あずまんが大王 3年生 (少年サンデーコミックススペシャル)

――宇宙を見てると、人間なんてちっぽけなもので、小さい悩みとかバカらしい……とか思う?
――いや、全然。今日のカレーうまかったなー……って思う。




おっと、書き下ろしは卒業後の後日譚かと思ったらそうじゃなかったぜ。


なんつーか、『あずまんが大王』読むと高校時代を思い出して鬱になるのは俺だけだろうか。
作中と似た流れを似たテンポで経験したのに、何故リアルはこんなにも楽しくないのかと……。
修学旅行だって同じ沖縄だったのに……うううう……。
特にラスト直前、センター試験以降がやたら沁みるわぁ……。


そんなこんなで、もう自分の中では衰退してきたかなーとすら思ってた作品だけど――うん、そんなことは全くない。
ほのぼの日常系四コマ漫画の先駆けを名乗るだけはある傑作だわ。
新装版を買うか否かで悩む必要なんて全然ないぜ、買えばいいさ!


ところで昔はともちゃんが一番いいなと思ってたpseudoですが、今読むとにゃもが可愛いのなんのって。
これはアレか、自分が歳を取ったことにより視線がズレたことによる感情移入先の変化か。
いわゆる“TV放送時はシンジくん気分だったけど、今DVDで観返すとミサトさん視点になっちゃう現象”
あーにゃもかわいいよにゃも。