空の下 屋根の中 第1巻

空の下屋根の中 (1) (まんがタイムKRコミックス)

――お前はもう現状でわし以下、サラリーマンにすらなれるかどうかも怪しい落ちこぼれ人間なんだよ。

    サラリーマンなめんなよ。




表紙のぬるーい雰囲気に惹かれてつい買ってしまった一冊。
それはありがちなようで新しい、ニートの女性が主人公という後ろ向きなコミックでした。


とゆわけで『空の下屋根の中』です。
……正直、前半はgdgdで面白さを見出せない感じでどうしたものかとw
でも読んでいくうち、まさに同じ境遇にあった自分自身のことを思い出してツラいやら気持ちが引き込まれるやら。
そうそう、焦りは常にあるんだよ。
なのに有り余る時間を浪費して、だらだら寝るだけの日々。
そしてまた自己嫌悪しながら焦燥だけを募らせつつバイト情報誌を斜め読み。
んで、いざバイトを始めても軌道に乗らないうちは出勤するのが嫌で嫌で……。


はぁ。思い出して鬱になってきたぞどうしてくれる。


閑話休題ね。
まぁ前半はそんな感じで自堕落生活が綴られていくんだけど、後半、正式にバイトが決まってからは和やかになっていく。
仕事をするということ。
責任を負うということ。
人と接するということ。
誰かと働くということ。
お金を稼ぐということ。
社会の仕組みを少しずつ知って、その都度自分がいかに何も知らない子供だったかを思い知る。
それはくだらない慣習だったりもするけど、でも実際はそういった下地を忘れないまま回ってたりするんだよなぁ社会って。





……しかし、合間合間に入るニート男のエピソードは一体何なんだww
しかも続くのかよっ!