入院編(33) 総括〈上〉

カウントダウン、あと三日。
読む本も尽きたので、今日からは雑記駄文を書き連ねることに専念しよう。



始まりを振り返れば――もう一ヶ月以上前。同僚らと食事して、その夜、急に激痛が襲ってきたんだっけ。
アレの凄まじさ、そして苦痛を堪え脂汗を流しながら越えた夜の長さは、きっと生涯忘れない。
診察を受ければあれよあれよという間に入院が決まり、先輩やら上司やらに気を遣わせつつ病室入り。
まぁぶっちゃけ、気を遣わせて悪いなーという気持ちを抱く余裕はあんまりなかったけどね、痛くて。
痛み止めでマシにはなったものの、その副作用で異様なまでの吐き気を催すことに。
トイレまで歩くだけでリバースしかける。
でもナースコール押す勇気がなかったんよね。溲瓶なんて恥ずかしすぎた。
だけどその後も症状は悪化の一途。
部屋は大部屋→個室→集中治療室と変わり、点滴の位置も腕→両腕→鎖骨付近→大腿動脈と移っていく。
とっておきの苦痛はもちろん尿道カテーテル
ナースコールを押せず云々っていうレベルじゃねぇぞってアッー!



ちんこ小さくてごめんなさい……四回も挿し直したのはきっとその所為です……。

 【つづく】