YOU ARE (NOT) ALONE.
――というわけで観てきたぜ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序』！！！
【上映前】
劇場の、特にグッズ売場が完全にエヴァモード入っててビビった。
あの特徴的な黒地白文字の明朝体で「買わなきゃダメだ、買わなきゃダメだ」の文字が躍っていて、その勢いで危うく引き込まれそうになった俺がいる。
がはは、十年前の俺ならまだしも、齢二十四まで至ったこのpseudoにかような誘惑は通用しないと知れ！
ただ、読み応えがあると評判のパンフレットだけは欲しかったんだけどなー、残念ながら完売していて少しショック。
劇場に入ると延々ループしているテーマソング＠宇多田ヒカル。
もう耳慣れたな、軽く口ずさめる程度には。
座席は三分の一も埋まっていなかった。
平日だし、ディープな奴らは初日から吶喊かけてるだろうし。
とりあえず俺の真後ろの席に座った腐女子二人組、私語自重。
カヲルくんがどーのこーのと騒ぐのは自由だけど、劇場照明が落ちたら口を慎むのがマナーじゃね？
【上映中】
真っ赤な海のカットからスタート。
やってることはTV版第壱話のなぞりに近いはずなのに、細かい所で違和感全開。
それは前述の、まるで旧劇場版ラストから続いているかのような赤い海だったり、山の中腹に白く描かれた巨大な人型だったり。
そうして現れる使徒。
思わず「サキエルルルァァー！」と叫び出しそうになるのを必死に押し留め、改められた映像美に酔い痴れてみる。
ミサイルの雨霰をものともせずATフィールドで蹂躙蹂躙。むはぁ、使徒ってこんなに圧倒的だったっけ？
N2地雷なんて進化のための餌でしかないぜと言わんばかり……って、二つ目の顔きめえぇぇぇぇぇ！
トントン拍子でシンジくんと碇司令の対面。
おお、TV版では微妙な演技だった部分が改善されてる。
特に碇司令な。以前の「乗るなら早くしろ」なんて、ねぇ？ わかる人にわかってもらえればいいけど。
綾波搬送されて登場。
うぁエローい。こんなエロかったっけ。
でもいい具合の距離を感じさせるシンジくんに意識が持っていかれた。
だって「大丈夫ですか？」ですよ。敬語ですよ倒れた綾波に対して。なんだか、真っ当な中学生って感じが。
ぐあー！ 出撃シークエンス素敵すぐる！
アンビリカルブリッジ萌え！ シンクロ率４１．３％！ こんなに燃えるシーンじゃなかっただろここ！
出撃だけでももう一回観たいと思わされたなんて……く、くやしい……っ！
そして暴走！ 暴走！ 暴走！
ちょっとシンジくん可哀想だなぁと考えたのも一瞬で、ガッツリ暴れまくる初号機に超夢中。
サキエルなんざボッコボコにしてやんよ。
んで、自爆オチ。
ATフィールド消失により形象崩壊を起こし、生命のスープをびゅちまけるサキエルたん蕩れ。虹。
だらしないミサトさんとの羨ましすぎる同棲開始、インスタントでパーッとやりつつペンペン登場。
このへんもなにやら引っかかる言い回しの変更だったな。十三年前はたくさんいた？ さてさて。
続いてシャムシエルｋｔｋｒ！ 肢わしゃわしゃ自重！
今回の使徒は作画力のおかげかキモさが激増してて素敵だわ。
新装備ガトリングなんて効かないぜ、でもプログナイフのダイレクトアタックは勘弁な。
狂ったように特攻をかけるシンジくんにホロリ。やっぱり可哀想。腹、痛いんだろうなぁ。
――さぁ、言っとくけどこの映画はここからが真骨頂だぜ？
これまで影の薄かった綾波編へ。
いや、なんか綾波綺麗でさ……アスカ派の俺も、うん、見惚れちゃうくらいでな。
ほんとほんと、別に例のビックリドッキリ団地イベントのシーンで乳首が見えたからとかそういうのではなくてな？
でも、綾波に夢中になる人の気持ちもわかった気がする。今更だけど。
で、で、で、ででででででで出た！ ラミエル！
単にキラキラしてるだけじゃないんだぜ！ なんてったって今回は可変型！
しかも状況に応じて多種多様、ATフィールドの位相もコロコロ変わるから中和するのは困難という鉄壁っぷり！（マヤちゃんの請け売り）
しかしこいつのアクションには鼻血出るかと思ったわマジで。
だって誰が予想したよこんな動き。
そらシンジくんじゃなくても怖気付くっつーハナシですよ。
山を半分くらい蒸発させるとか、加粒子砲の威力どんだけ上がっとんねんと。
そんな悪魔に立ち向かうのは人類の科学武装による『ヤシマ作戦』！ うぁ題字まで格好良いなオイ！
TV版でもハンパなく燃えたにもかかわらず、その比じゃないくらいアップグレード！ ずっと掌に汗かいてたのは僕と君だけの秘密だっ！
……んで、アレだ。次回予告。
参号機や四号機なら予測の範囲内だけど、まさかまさかの「月より舞い降りるエヴァ六号機」なんて！
ああもう、サービスサービスしてくれる次回ってのはいつなんだ！ それまでは死ねないぞ俺！
っていうかアスカ、予告カット少ねえEEEEEEEE！
