よつばと! 第6巻

よつばと! (6) (電撃コミックス)

――行くかい?
――いきます!
――やめとけ。




あー、ヤベぇ、あずまきよひこ作品の中でも『よつばと!』はハイエンドの面白さだ。
いつかの『あずまんが大王』ブーム時はたしかに狂ったように読んでいたけれど、今作の面白さはそれを遥かに凌駕している。
毎度毎度、表紙からなんだかワクワクしてくるんよね。
今回は特に、絵と帯のキャッチフレーズとの組み合わせが秀逸。

     「今日も世界はひろがっていく。」

まさに今回の主題、よつばが初めて乗る自転車のことで、ああもう、どこでもいける、どこまででもいけるー、ですよな。


あと、本編終了後のプチギミックが素敵。
いつぞやの花火(奥付が花火の形になってるやつ)とか、正直びっくりした。へぇこんなコトもできるんだー、って。
で、今回は謹慎が解けた喜びに任せて自転車を漕ぐよつばと、それを後ろから見守るとーちゃんで……本カバーを剥がしたところにまで至るギミック。
こういうちょっとした心憎さを演出できる人って凄いよね。