電波的な彼女 〜幸福ゲーム〜

電波的な彼女 ~幸福ゲーム~ (スーパーダッシュ文庫)

――痛いからな。お前が傷つくの見たら、俺だって痛い。




出た……!(210頁の挿絵を見て思わず上げた悲鳴)
定番なのか、雨の前髪を上げたイラストは。
格闘能力あり、ヲタ趣味あり、そして妹は可愛いときたら、もはや敵なしだな、雨!


しかし毎度この作品の黒幕は胸糞悪くなる奴ばかりで、たまらぬ心地良さであった。
ただ、胸糞悪さの点で言えば前回の方が上だったものの、今回は小気味悪さで上だった。
やはり舞台が学校だったり自宅だったりと、割と身近な(あるいは想起しやすい)場所が多かったためだろうか。
前はバーみたいな所だったし。んなトコ行ったこともねぇぜ?


とまぁこんな感じで続いてきているのに、続刊が出る予定は今のところないらしく。
別シリーズになる『紅』にしばし移行するようで。
主人公を含めキャラクタ総替えなんだとか。
ただクロスオーバーっつーことでいろいろ絡みはあると耳にしているので、そのへんに大期待。
クロスオーバー好きなんよー。
代表的なところで言えば、奈須きのことか森博嗣とか。
……ああ、かどちんのも好きだけど、あの、あらゆるところに霧間誠一の名が絡んでくるのはいかがなもんかなーなんて思ったり。久々にかどちん読もう、とソウルドロップシリーズに手を出して、凪パパの名を見たときは複雑な感触がしたもんだ。
あ、いや、批判がしたいんじゃないんだけど。新刊出たら間違いなく買ってるし。ファウストも欠かさないし。


とにかくは近々『紅』を読むからよろしくねってコト!