電波的な彼女

電波的な彼女 (スーパーダッシュ文庫)

――みんな狂ってるさ。狂ってるから気づかない。この世界がどれだけ歪んでいるのかに。




スニーカー舐めたり前世で騎士だったとか言ったりするのは、なるほど電波だと感じたものの、それ以外では割と普通の娘、雨。
濡れた髪を拭く際のイラストに胸キュン。
目の据わってる娘って好きなんだよ、俺。パチェとか。


しかし美夜はまんま竜宮さんちのレナさんだな。
そりゃこんな明るい娘が毎日構ってくれたら惚れてしまうわ。
あと紅香。
もうワインレッドのスーツ着た女っつったら哀川潤が連想されてしょうがない。やたら強いし。
まぁ一番の萌えキャラはジュウなわけだが。
悪ぶろうとしといて悪になりきれないどころか正義の味方じみた行動を取ってしまうヘタレ気味な部分がいい。
金髪を目印にしていると言われてすぐに黒髪に染めるところ、それを美夜に指摘されて「おまえの髪の方が綺麗だよ」なんてクサい台詞を言うところ、そして肝心の雨にスルーされるところ、いちいち素敵。


一応読みたい本命は著者の4作目『紅』であって、『電波的〜』はそれまでに読み詰めておこうと思ってただけだったんで、わりと面白く感じられて嬉しい不意打ちというのが正直な感想。
既に2、3巻は積んであるんで、暇を見つけて読み進めていこう。