龍盤七朝 DRAGONBUSTER 第2巻

龍盤七朝 DRAGONBUSTER 〈02〉 (電撃文庫)
――禁呪迷魔発っ! 邪心なくば近く寄って目にも見よ! 天を降りし大稲妻の霊威を受くるは九尾万丈、末法苦界に悪業挙りて断誅せんと一跳無影、人世有情の義心を助く六国無双の仮面の剣士っ! 姓は『雷鳴』妖名は『萬戒』、迷魔を結する結名の儀を『九尾小狐丸』! いざ尋常に勝負っ!



そして勤務のお供に秋山。
1巻に続いて2巻も凄い。
何が凄いって、匂い立つような世界臭が凄い。
これは『E.G.コンバット』を読んだときにも感じたことだけど――架空世界なのに、脳の中にしか築かれない世界なのに、なんでこうも臨場感が突き刺さるんだろうか。
夕日の朱が見える、茶の香りがする、人集りの騒々しさが聞こえる。
はじめからの映像媒体ではありえない、文字媒体ならではのイマジネーションへの刺激。
それを感じさせてくれる作家ってのは数限られているけど、俺は秋山瑞人氏がその独峰作家の1人だと断言したい。


こうして心が満たされ、潤い、幸せになった読者が1人生まれたことを伝えたかった。
そして、次なる1冊が世に出ることを餓えながら待ち望む人間が生まれたことを訴えたかった。
DB3巻マダー?
EGFマダー?