3月のライオン 第9巻

3月のライオン 9 (ヤングアニマルコミックス)
――あいつらの事を、1人ぼっちで金屏風の前立たせる訳には、断じていかねぇんだよ。



この漫画は、連載で追うより単行本でまとめ読みする方が格段に面白い部類だと思う。
俺は連載を追ってないけども、話の合間でいきなり滑川七段のエピソードが入っても、「む?」ってなっちゃいそう。
そんな挿話が、逆に単行本ではスパイス的にグッとくるから不思議だなぁ。
とまぁ、そんなこんなの第9巻。
零のことを「家族」だと言い、そして恋を「もろい」と表現できちゃうあかり姉ちゃんが素敵すぎて困る。
是非とも山盛りの唐揚げをうちで揚げて、俺をふっくふくにしてもらいたい。



――なにはともあれ、この漫画はふとしたところで涙腺を決壊させてくるから油断ならない。
最終ページの土橋父母なんて、最たるもの。
えぇい、ああいうのは駄目だ、泣いちゃうだろ畜生。