げんしけん 二代目の四(第13巻)

げんしけん 二代目の四(13) (アフタヌーンKC)
――どうなるかは私は知らないよ。それは斑目次第でしょ?




この漫画のいいところは、女性陣(一部)の恋愛スキルが超高いところ。
会話一つ、仕草一つから他人の心中を読み取る……これが簡単そうでいて難しいのにね。
特に、登場だけで場を進める春日部さんの存在感たるや……。
男同士、女同士もありなんて、あんたの懐は無尽蔵やでぇ。


そして、彼女の登場とともに、これまで置かれたままだった主人公・斑目の物語が再動する……?
ああ、第2部に入ってからの主題はやっぱりそこだったもんなぁ。
波戸の投入はすなわち、斑目の掘り起こしに他ならんわけで。
ついに来たモテ期を背負いつつ、棄てきれずに引きずってきた甘酸っぱい記憶に対峙する。
うわ――――――ッ、あかんで、これはあか――――――ん!