空の境界 第２巻

――そいつとオレは間違いなく同類。だからきっと、出会った瞬間に殺し合う。

天空すふぃあ版らっきょ。
中身は「殺人考察（前）」の途中から「痛覚残留」の途中まで。
もうね、高校時代の両儀式が異様にロリっぽすぎて、イメージとかもっとそういうことを考えｔもっとやれ！
まぁそういう趣味の世界は置いとくにしても――繊細なタッチがほんと世界観に合ってるよなぁ。
まさに“熱を帯びていく白と黒の線画”。
そしてその筆致は浅上藤乃の魔眼でさらに放熱を開始する。

視える、私にも赤と緑の螺旋が視えるぞ！
伏せ札なく描かれた凌辱シーンのエグさ。
その陰鬱を覆すカタルシス的歪曲の描写。

　　　　「凶れ、凶れ、凶れ……」
　　　　そういえば鮮花が言っていたっけ。
　　　　繰り返す言葉は呪いになるのだと。

うひー、やっぱふじのんはTYPE-MOONピカイチのビューティフルクレイジーやで！　最高や！
次巻がいつ出るかはわからんけど、ブロードブリッジ決戦が楽しみでしかたないな！