宇宙大帝ギンガサンダーの冒険(水上悟志短編集Vol.3)

宇宙大帝ギンガサンダーの冒険―水上悟志短編集 vol.3 (ヤングキングコミックス)

――幸い、あんたがちゃんと父親をやってくれなくても、いい大人には出会えたから。
   これからは、笑って楽しく暮らすよ。じゃあなクソ親父。ききき!



水上悟志は最高やでぇ……。
短編短編が重なり合って大きな世界の一部となる、それこそが短編集の魅力だと思う。
そのへんの旨みを、この作者はよくわかってるんだよきっとなー。
あとがきで書かれているように、モブとはいえ、他の話で主役を張ったキャラがその後も元気でやっているってのが素敵。


それはそれとして、巻末に『惑星のさみだれ』の外伝を収録してくれているのが嬉しいよなぁ。
最終決戦と最終話とを繋ぐ茜太陽の物語ですわな。
あそこまで吹っ切れたきっかけが描かれただけでもよかったけども、それ以上に――
     
――とか言われる太陽が羨ましすぎてえぇえええええええええええ……!
ゆ、雪待ィイイイイイイイイイイイ
い……いや、純粋に、さみだれたちの“その後”を見られたのが嬉しいってことで。
ベッドで笑うさみだれの一コマだけでも、なにかクるものがあるよねってことでひとつ。


あ、もちろん同時に『新装版・エンジェルお悩み相談所』も買いましたよ。
読み終えてから表紙を見返して、「え? こんな天使出てきたっけ?」と思ったのはここだけの秘密。
天使ちゃんだけでなく悪魔子ちゃんもかわいいですprpr