機動戦士ガンダムUC -赤い彗星-

赤い彗星 機動戦士ガンダムUC(3) (角川文庫)

――貴様がいなければ、こんな嫌な作戦はしないで済むんだ。こんな、こんな……。



マリーダのクシャトリヤを未知の力で退けたRX-0《ユニコーン》。
しかし、ネェル・アーガマのピンチはいまだ続いていた。
ガランシェールに代わって襲い来るレウルーラ、そして――シャアの再来、赤い彗星フル・フロンタル
……シャアを意識しすぎた台詞回しが若干鬱陶しくもあるけど、やっぱ燃えるもんは燃えるんだからしょーがない。


今回の良かったところ。
シナンジュ戦、バナージのパイロットスーツについての描写の細かさがイイよね!
血液の急移動を防ぐために腿を圧迫、とか。
あ、あと、

     でも、彼はしがらみや義務に駆られてそうしたのではない。
     もっと単純で力強い衝動、熱に押されて《ユニコーン》のコクピットに乗り込んだのだ。


     その彼が行ってしまう。
     あの素肌に張りつく手のひらの持ち主が、二度と戻れない道に踏み出そうとしている。

なんかこのシーン(オードリーの心中)にグッときたり。


早く次巻を読みたい!