機動戦士ガンダムUC -赤い彗星-
――貴様がいなければ、こんな嫌な作戦はしないで済むんだ。こんな、こんな……。
マリーダのクシャトリヤを未知の力で退けたRX-0《ユニコーン》。
しかし、ネェル・アーガマのピンチはいまだ続いていた。
ガランシェールに代わって襲い来るレウルーラ、そして――シャアの再来、赤い彗星、フル・フロンタル。
……シャアを意識しすぎた台詞回しが若干鬱陶しくもあるけど、やっぱ燃えるもんは燃えるんだからしょーがない。
今回の良かったところ。
対シナンジュ戦、バナージのパイロットスーツについての描写の細かさがイイよね!
血液の急移動を防ぐために腿を圧迫、とか。
あ、あと、
でも、彼はしがらみや義務に駆られてそうしたのではない。
もっと単純で力強い衝動、熱に押されて《ユニコーン》のコクピットに乗り込んだのだ。
その彼が行ってしまう。
あの素肌に張りつく手のひらの持ち主が、二度と戻れない道に踏み出そうとしている。
なんかこのシーン(オードリーの心中)にグッときたり。
早く次巻を読みたい!