限りなき旅路

∀ガンダム全50話を走破完了。
今も脳内では、月の繭が厳かに流れているわけで――。


ギム・ギンガナムの存在は蛇足だなんて言われることもあるけど、俺は悪くないと思うんだ。
闘争本能を掻き立てられた人間の代表って感じで嫌いじゃない。
それに、最後のロランとの遣り取りも、なんだかんだで的外れじゃないというか。
牧歌的な流れを打ち砕いた大罪者ではあるものの、完全否定されるほどのキャラクタでもない。
つまり何が言いたいかというと……第49話「月光蝶」の一連の戦闘シーンは神懸かってるってこと。
いわゆる“やったぜフラン砲”からの流れはテンポやアクションを含めて、∀の集大成だと思う。

   ハリー「ギム・ギンガナム、刺し違えてその命貰い受ける!」
   ギム 「このターンX凄いよ、流石は∀のお兄さん!
        スモーのエネルギーは全て貰っている――ゲンガナムの電力を戴いたようにな! わかっているのかハリー・オード!」
   ハリー「ユニヴァ――――ス!」
   ギム 「――月光蝶である!」

すげぇ、恐ろしいほどに会話が噛みあってなさすぎて全身が震える。
どーでもいいけど、ユニヴァース発言はここだけなんよね。
もっと随所で叫んでるイメージだったわ……。
余談だけど、劇場版だとロランもユニヴァースします。


とゆわけで長きに亘ったDVD-BOXの旅も終わり。
結論、やっぱりソシエは可愛い。
最終話の「ロラン、声を聞かせてよ」だけでいろんな衝動が止まらない。




――さて、次はOOかな。