真月譚月姫 第１０巻

――元気でね、志貴。縁があったらまた会いましょう。

佐々木少年版『月姫』完結おめでとうございまー！
いろいろ湧き上がる気持ちはあるんだけど、うまく言葉にできないこのモドカシサ！
けど振り返ること約十年――初めて『月姫』という同人ADVに触れた日を回顧する。
ガードレールに腰かけたアルクェイドを、街灯の頂に凛と立つシエル先輩を、震える気持ちでテキストを追い続けた自分を。
その頃の気持ちがまさか現在にまで続くなんて、いったいどうして想像できただろうか。
月夜の決戦で、ロアを前にして放った志貴の台詞を完全再現してくれてありがとう。
そして今巻、全てに決着がついた後の夕暮れの教室を具現化してくれてありがとう。
　　　　　
ひィッ、真祖さま最高やぁっ！　白き吸血姫ばんざーい！

……しかしラストにちゃんと月蝕編まで用意してくれるとは……。
その点も含めて佐々木少年氏には感謝しまくり。
万感の思いを込めて汽笛を鳴らしたい。