惑星のさみだれ 第10巻

惑星のさみだれ 10 (ヤングキングコミックス)

――吾輩は知っているぞ。お前は誰よりも熱く強い、ヒーローだということを。
   お前と出会えたことは吾輩の永遠の誇りだ。さらば夕日、我が自慢の友よ……。




ついに完結!
前巻でアニマとアニムス、二人の未来人の物語は幕を下ろした。
残るは朝比奈さみだれ――星を砕く者の物語のみ。
解き放たれた野望、それを阻止せんとする仲間、立ちはだかる雨宮夕日。
ダンスが言っているように、まさかまさかの、そしていつかやってくるであろうとされた隠しボス戦の開幕。
ただし、夕日の真意はさらに先――愛する魔王を自らの手で阻止することにあったのだった!


とゆことで『惑星のさみだれ』最終巻!
全てにピリオドを打つべく、夕日は遙か上空へと跳躍する。

    「言ってくれただろ! ぼくは、きみより高く、飛べるって!」

地球をも粉砕する拳は大きく振り上げられ、しかし、差し伸べられた掌に収まった。
……って、もうね、こっから涙なしじゃあ読めないんですよ!
さみだれを迎え入れる騎士団の笑顔。
んで、その後に待つ指輪の従者との別れ。
もうね、もうね、ロキの顔がヤバい、pseudoさん超貰い泣き。
そこで泣きそうになったさみだれが、わんわん声をあげて泣く太陽の姿を見て、自分は泣くのを堪えるんですよ!
うおおおおおおおおおい…………!


最終話は後日譚、十年後の夕日が語り部となっての話。
アニムスとの決戦前、ブルースドライブモンスターの中で会ったあの“大人”は、ここで回収されるのか……!
そして語られる未来。
皆が皆、それぞれの幸せを掴み、病を患うさみだれの母親の執刀により完全回復。
まさにVサインで「無敵!!」だわわw


ラストを飾るカラーページは、まさしく夢見たハッピーエンドの姿。
何も言うことはない。必要もない。
この青空だけで全てが完結、それでいい。