沖縄編(1) しーさーやいびーみ?

さぁ行くぜ!!!!!!11111
逸る気持ちを抑えるつもりなんて全くなし。
純度100%の脳内麻薬の導きに従って、俺はまず東京行きの高速バスに飛び乗った。
東京、そこから浜松町を経由し、あのとき以来のモノレールで羽田空港へ。
あのときはゆりかもめだったから、正確には違う路線なんだけど。


概ね順調に辿り着いた空港だったものの、H.I.Sで予約したチケットの処理方法に戸惑ったり。
結局は単純にANAのカウンターへ行くだけでよかったんだけど……なんで迷ったんだろう。
きっとグラホの皆さんの可憐さに惑わされてしまったに違いない。
そんなこんなで十四時にはゲートを通過。
出発まで一時間強もあるもんだから、搭乗口前の喫茶スペースで時間を潰すことに。
ねんりん家」ってとこ。
     
店名の由来と思しきバームクーヘンで具材を挟んだサンドイッチですよ。
外回りが甘いわりに、具は味の濃い海老や牛肉という予想外のミスマッチさが新しい。


ようやっと搭乗すると――あれ? 機内案内ビデオのナレーションって、小杉十郎太


それはともかく、ド快晴。
ずっと向こうまで真っ青で、世界ってば超広い、超果てしない。
柄にもなくちょっと感じ入るものがあったり。
でも、那覇に着いて雲の下まで降りると超豪雨。
少し前までの晴れ晴れとした空は雲の上限定だったらしい……。


レンタカーは紺色のトヨタヴィッツ
レンタカーショップ店員の対応が今ひとつだったものの、気にせずいざ出発。
慣れない車で慣れない街を走る、プラス大雨――それがどれほど怖かったか。


カーナビを駆使してどーにかこーにかホテルに着くと、予想していたよりも大きくてびっくりした。
ぶっちゃけこぢんまりとしたのを想像してたわ。
  (ただ、周りの客が中国人だらけ。ロビーとかにいっぱいいて、これがまた五月蝿いったらなかった)
カウンターには先日郵送しておいたダイビング器材が届いてたんで、受け取って部屋へ。
それがちょうど十九時くらいだったかな。
空腹もだいぶキてたものの、近くに食事処がないという話だったので、ホテル内で食べることに。
やっぱ琉球料理でしょう! ってことで覗いてみると……高価ぇー!
定食三千円とか五千円とか。
いやいやいやいや、そりゃないぜ。
旅行とはいえ、一日目から財布に自由を許してしまうと芳しくないし、ここは泣く泣く節制ですよ!
とゆわけで鰻。
それと豚足を食べてみる。
うん。
普通。



           ◇



そんな感じで初日はほぼ移動だけで終わってしまったり。
夜に遅れてやってきたツレと合流はしたものの、遊びに行ったりする余裕なんてなく。
……ない、よ?
決して夜中の三時にデリヘル呼んだりなんか、してない、よ?
ましてや女の子が一児の母でバツイチだったりして、思いっきり萎えたりなんかあるわけねぇ……!
おとなしく寝てろよ俺!ヽ(`Д´)ノウワァァン!!