ビートのディシプリン SIDE1

ビートのディシプリン〈SIDE1〉 (電撃文庫)

――彼は、その試練の中で、最後まで自分の力だけで足掻き続けなければならないだろう――。




買ったまま積んであった全四巻を持参し、この機会に消化致す。
とゆわけでブギーポップ・スピンオフ、統和機構の合成人間ピート・ビートを主役に据えた番外編。
物語が統和機構寄りということもあって、今までの謎が解決されそうな期待半分、でも上遠野氏だしなーという諦観半分でスタート。
しかし久しぶりに読むと、かどちんの文章が妙に薄味に感じられてしまう。
淡々としてるというか……なのに、何言ってんだこいつと思うシーンもしばしば。
そしてすぐに、あぁこれこれ、と独自の味を思い出してすっぽり収まる感触。なんのこっちゃ。