“文学少女”と繋がれた愚者

“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)

――わたしは、ここに、ちゃんと存在しているわ。




シリーズ初泣き。遠子先輩アドリブ大爆発のシーンで。
「悩みのない人間なんていない。苦しんだことのない人間なんていない。一度も失敗したことのない人間なんて、この世にいない!」
この近辺は特にヤバかった……胸裡の何かとリンクするのか、自然に落ちる涙滴にページが湿る。


しかし物語は急展開。
皆が皆、徐々に繋がっていく。
心葉と遠子先輩、ななせ、芥川。
あぁそのキーとなる存在が誰あろう――というところで次巻以降へ引き。
ギャー! こんなのって、ないっ。なにこのレイニー止め! 俺の魂が飢え渇く!