2007-10-27 四季 春 小説 ――私には、貴方が見えるわ。 漫然と過ごす入院ライフに一滴の森博嗣。 やはり全ては彼女に始まり彼女に終われと言わんばかりに、真賀田四季の幼少時代ですよ。 久しぶりの森作品の所為か、展開に振り回されるのなんのって。 早く次の『夏』へ進みたいという気持ちと、振り返って『春』を再読したい気持ちの拮抗に苛まれているところ。 というか失敗したな、どうせならS&Mシリーズ全巻から読み返すべきだったかも。 無性に今、犀川先生の意味無しジョークが懐かしくなってきてどーしたものかと……。