四季 春

四季 春 (講談社文庫)

――私には、貴方が見えるわ。




漫然と過ごす入院ライフに一滴の森博嗣
やはり全ては彼女に始まり彼女に終われと言わんばかりに、真賀田四季の幼少時代ですよ。
久しぶりの森作品の所為か、展開に振り回されるのなんのって。
早く次の『夏』へ進みたいという気持ちと、振り返って『春』を再読したい気持ちの拮抗に苛まれているところ。
というか失敗したな、どうせならS&Mシリーズ全巻から読み返すべきだったかも。
無性に今、犀川先生の意味無しジョークが懐かしくなってきてどーしたものかと……。