入院編(2) おまえのドリル

さようなら、俺の尿道ヴァージン。
こんにちは、覚醒した新たな性癖。



――嘘だけど。



常時採尿を遂げるべく、俺の尿道にチューブが捻じ込まれた件。
いわゆる、おちんこ様の先端から尿道ファック! なんたる辱め! 死ねる!
あと、右肩からカテーテルを突っ込んで、心臓の少し手前にある太い静脈と連結、高密度点滴――というのもやった。
……もはや手術だよなぁ。



ところでここの看護婦さんが結構可愛くて困る。
パンツスタイルなのが珠にキズだけど、腋は晒すわ顔は近いわでときめきホスピタル過ぎる。
え? 何も困ってねぇじゃねぇか畜生、だって?
俺の心配事はね、生理現象として正しく勃起してしまった場合、果たして尿道が無事でいられるか否かなんだよ!
ある種、本能との命を賭す闘い……!