友人が、亡くなりました。
同い年で、高校のときの同級生で、気さくなイイ奴で、今でもたまに会っては飲みに行ったりして、事あるごとにメールをくれて、そこにはいつも俺を応援する言葉が書かれていて、いつもうだうだと愚痴ってばっかの俺に「頑張れよ〜」なんて明るい声をかけてくれて、本当にイイ奴で、俺なんかには勿体ない友達で。
鬱陶しい高校生活の中でも俺がなんとかやってこられたのは、間違いなく彼のおかげ。
修学旅行を笑って過ごせたのは、絶対に彼のおかげ。
――俺は今、彼の通夜に出席するため、故郷へ向かう新幹線に乗っている。
道中、彼が闘病中に綴ったブログを閲覧しながら。
けど、まだ涙は出ないらしい。
冷たいなぁ俺。
ほんと、馬鹿みたいだ。
なんなんだこれ。
シンドいよ。
シンドすぎる。



何やってんだよ、俺の初帰宅の日に。
タイミング良すぎて最悪だろうが、ばか。ばかだよおまえ。くそっ。