ニューフェイス

10月。
月並だけど、今年もあと3ヶ月しかない、とか言ってみる。
でも早いよ、時間経つの。
ついこないだまで春だーだの暑いーだの言ってたくせに、もう、寝るとき腹を出してたら翌朝に下ったりする季節になってんの。
……べッ、べつに俺のお腹が下ってるとか尻から血便じみたものが出てるとか、そーゆーんじゃないんだからねッ!


さて、職場に後輩が入ってきた。
年齢は二つか三つ上だけど、まぁウチは年功序列以上に経験優位だから、悪いけど後輩だ。
しかしそうやって次々と後輩が来ると、否が応にも俺は先輩となるわけで。
つまりは責任みたいなものが圧しかかってくるというか。
まだ重いとかは感じないけど、これがプレッシャーになってきそうで嫌なんよね。
正直、俺なんて上に立つ器じゃないし、偉そうにモノを教えられる奴じゃない。
自信がないってことなのかなぁ。
まだ自分のことですら100%じゃない状態なのに、そんな俺がいったい何をできるというのかー、みたいな。


はいはい硬い硬い。
早くわれものらじお聞きたいな、っと。


ああ、その前に――今から『ザレゴトディクショナル』買ってこよう。
千円以上の辞書(しかもライトノベルの)なんて馬鹿馬鹿しくて買ってられっかー! と思っていた過去もなんのその。
一種のファンブックだと考えれば、あれ、全然高価くなんてないんじゃね?
既読者の評判によれば謎の解明なんてほとんどなく、ただただ裏設定を語るのみ、という内容らしいけど、まぁそれでもいいや。
だって戯言が好きだもの。みつを。