過去視そのさん

これでラスト、7月1日の分。


夕方から天王寺へ赴き、かつてアルバイトをしていたときの同僚らとメシでも食おうという話。
言っとくがどっちも女の子だぜ?
一人は同い年、もう一人は33歳。
ちなみに同い年の娘は、俺がバイト時に告白してフラれた相手でもある。
今でも顔を見たらわずかに酸っぱい記憶が――いやごめん嘘吐きましためちゃくちゃ酸っぱすぎて正直もう会わない方がいいんじゃないだろうか俺の精神衛生上、とまぁ、そういう相手。
でも向こうは完全に気にしちゃいねぇの。
バイトを辞めて2年以上経った今、それでもこうしてトモダチとしてたまに飲みに誘いが来るのは幸せなのか辛いのか。
でも実際あの娘の顔見て話してると、ああやっぱり俺はこいつ好きだなー、って思う。
だから余計に、もうこれ以上は会わない方がいいんだろう。
でも誘われたら嬉しく思いやがる自分が嫌。っつーか馬鹿だろ俺。馬鹿。女々しい。
結局、そういう未練みたいなのを完璧に断ち切るには、やっぱり『今』の幸せを見つける他ないんだよなぁ、きっと。はぁ……。