アイガ君主国

休日、レンタルしたDVD『サカサマのパテマ』を観てみたり。
   サカサマのパテマ 通常版 [DVD]
いつか観たいと思っていただけに、下地知識を一切仕入れず臨んだことが奏功したね。
なんて王道のボーイミーツガール……恥ずかしい話ですが、私、大人げなく興奮してしまいました……。
いや、むしろ大人だからこそ味わえる興奮ではなかろうか。
――少女と密着して空を飛べるのが羨ましいとかでは決してなく――。
かのラピュタに初めて触れたときのような、少年心を否応なく擽られる感動。
そう、俺の望む“感動”ってのは、いわゆるお涙頂戴モノじゃあない。
手に汗握る冒険譚、やっぱりアニメはこうでなくっちゃとシビれさせてくれる空気感。これ。
この手を離さない。絶対に。
超言ってみたいもん。女の子に。
んでヒロイン、というかW主人公の片割れ、パテマちゃんが超可愛いったら。
ゴツゴツした防護服を脱いだらヒラヒラのノースリーブですよ! そりゃ守りたくなるわ!
でも単にヒロイン役に徹せず、あくまで少年と対等のパートナーであるその姿勢――非常にイエスだと言わざるを得ない。
シンプルだけど二転三転の展開があり、最後には胸を掻き毟りたくなる感情(注:負の想念ではないものの、なんだろう、モヤモヤするっていうか、ああっ俺も女の子にしがみ付いて空へ旅立ちたい!って感覚。わかるだろ?)に苛まれるのがとても快い。



そうそう、敵役のイザムラって独裁者が、実に悪役悪役してたのも好感の一要因か。
ベタっちゃあベタかもしれないけど、王道ストーリーには王道エネミーでちょうどいい。