脊髄 III

一昨日——2011年9月17日20時13分、祖母が亡くなった。
最近具合が悪いってことを暗澹たる気持ちで記事にしてたけど、いざ逝ってしまうと、ものすごい衝撃&空白感。
二年前に祖父が先んじて亡くなったこともあって、通夜や葬儀の流れに慣れている自分がなんか嫌だ。
蓮を添え、読経をBGMに、色とりどりの華々で包み込むようにして葬送する。
ほんとシステムがうまくできてるもんだと感心すらしちゃうよね……。
でもさ、そこまで徹底してるならこそ、火葬場にももう少し気を配ってくれてもよくないか?
棺をストレッチャーに乗せてから、まるで貨物コンテナでも搬入するみたいに放り込む。
そのワンシーンだけで、なんかツラい……。


ただ、素晴らしい青空の下に挙行できたのはよかったと思う。
完全にサイハテ。

     雲ひとつないような 抜けるほど晴天の今日は
     悲しいくらいに お別れ日和で――