1/TEAM IDS!

ぎりっぎりまで仕事して、帰宅するや否や駅までダッシュ
電車に乗るのも久しぶりだし、なんか今日は無駄に暑いし、いっぱいいっぱい。
なのにそれを推してまで電車で大阪を目指す理由。
それは――坂本真綾FCイベントに参加するためである!


IDS!2009FC TOUR 〜1/TEAM IDS!


場所はZepp Osaka
一年半前のことを思い出す。
そう、あのときが俺にとっての初めての生マーヤ。
その後、東京でのライブツアーに参加したのが二度目。
よし行くぜ、三度目の生マーヤ――しかもしかも、D列ですから、つまり前から四列目ですよ。
俺の前にはパイプ椅子が三列、たった二メートル程度の距離を挟んでステージがある。
そんな近くに、眩いスポットライトを纏って、我らが歌姫が舞い降りる――!



まずは開幕の一発、SONIC BOOM
この歌好きだ、聴いてて清々しい。
で、今回はFC会報でアンケートを実施していたとおり、それぞれが好きなマーヤの曲についてがテーマなんよね。
とゆわけで、中央のスツールに「よいしょっ」と腰掛けて、坂本真綾が語り始める。
全身黒でまとめながらも、ノースリーブから伸びる肩先が眩しすぎる艶姿
あと、会員からのお便りを紹介する際に開いていた真っ赤なバインダーが可愛い。
曲はストロボの空Remedy
マーヤ本人も言ってたけど、自分と他の誰かとでは、同じ曲についての感じ方が違ったりする。
それが結構面白くて、当たり前のことなんだけど、新鮮な感動が沁み入ったり。



続いてしっとりめの孤独蒼のエーテル
何気に昔のアルバム曲を織り交ぜてくれるところが素敵だよね。
……と、ここでバンド(キューカンバーズw)が一時退場して、マーヤ一人がオンステージ。
となると誰もが期待するのが例のアレ。
その期待はマーヤ本人もわかっていたみたいで、キーボードの前に座ると、弾き語り二本立てが開始ですよ!
曲目はNO FEAR/あいすることカザミドリ
これしか弾けないらしいけども、でもスキルは着実に向上している気が。
若干歌詞を間違えたりしてたけど気にするなw
しかし、マーヤは友人の結婚式でも弾き語りをしたらしいけど、そんなんされたら俺だったら泣いてまうわー!



さて、戻ってきたバンドメンバーの紹介を挟んで、歌を再開ですよ。
この曲で彼女を知ったという人が多いという約束はいらない、そして今回俺が一番喜んだDIVE
ほんともう、DIVEには感動しまくり。
先の孤独然りこれ然り、この時代のマーヤにはぞくぞくさせられる。
昔の曲なのに古さを感じないどころか、歳を経て聴けばまた新たな感性が迸る。
そしてお便りコーナーの〆――お父さんを亡くされた会員のエピソードで涙腺を破壊され、若葉が鳴り響いた。
これもまた、聴く人によって抱くイメージが異なるという話。
大学時代の仲間とのひと時をイメージして作ったと語るマーヤ、しかしそことはまた違う観点で、触れた人ごとの思い出が歌には宿る。



んで最後の一曲、Get No Satisfaction!ですよ。
前回のライブのオープニングが頭を過ぎり、テンション急上昇。
ぱらぱらと客が立ち上がりだしたかと思うと、全員がスタンディングで手拍子全開。
ノリノリで疾走すると、舞台上の五人が手を振って退場――という具合で終了しました。
……いや、いいんだけどね?
ぶっちゃけ、GNSが始まったとき、二列目にいた女の人が後方席を振り返り、皆に対しスタンディングを求めたのが納得いかねぇ……。
何なんだあの女は。
約束はいらないの最中もやたらと頭振ってリズム取ったりしてて、正直邪魔。
そういう風に不愉快を感じたくなんかないんだけど、何様なんだろうかと……ねぇ。



いかんいかん。



で、まぁ、そのままオールスタンディングのままアンコール。
満面の笑顔で再びステージに立つ歌姫。
そして新作Tシャツに身を包んだバンドメンバーたち。
まずはこいつだーとばかりに風待ちジェット 〜kazeyomi editionを披露してくれる。

      この手を 手をとって 一緒に行こうよ
      手を 手をのばし 風掴むんだ
      手を 手をとって こわがらないで
      手を 手をつなぐ そして飛べる きみとなら

正直、サビの振り付けをするのが恥ずかしかった俺は、まだまだ修行不足なんでしょうか……w
後半はなんとか両手を動かしてみたけど、なかなかどうして……難しゅうございましたっ!



ともあれラストはいつものポケットを空にしての合唱で〆!
このときばかりは素敵な熱量が会場を支配して、快い一体感、チームとしての繋がりみたいな感覚が収束していたような気がする。
――以上、総曲数十三、合間合間にMCを挟みつつの約二時間でした。
   
とりあえず今回思ったこととしては、次来るときは絶対誰かと一緒がいいなってこと。
結構友人同士やカップルみたいな連中が目立つ目立つ。
キィーッ、う、羨ましくなんかなくてよ!