ミートボールスパゲッティ

映画『ハンコック』観てきたー。
CM等での予備知識としては、
    ・ウィル・スミスがMARVEL的超能力者
    ・飛ぶし死なないし
    ・でも空気読まないから超嫌われ者
くらいなもの。
まぁ爽快アクション喜劇あたりを期待して突撃ですよ。


そしたらば。
なんという、B級アクションモドキ……。


――冒頭は、上述の予備知識レベルで間違いなし。
よくわからんけどスーパーパワーを持つハンコック氏は、いろいろ人助けをするものの、行為全てが裏目裏目
強盗を捕まえれば被害拡大、踏切に閉じ込められた車を助けてまた被害拡大。
おかげで、街の人々からはクズ呼ばわりされる始末。


しかし、そんな彼を変えようとする者が現れた。
ハンコック氏は彼の計画により、刑務所に入って時を待つ。
ハンコック収監により、敵の消えた犯罪者が街で跋扈し、どうしようもなくなってしまうその時を。
そうして二週間、目論見どおり銀行強盗で二進も三進もいかなくなった警察から、応援要請が来るのだった。
ハンコックは外へ。
ビルを壊さぬよう空を飛び、地面を抉らぬよう注意深く着地する――。


とまぁそんな感じで、銀行強盗事件をズバッと解決するあたりがこの映画のピークかな、と。
50口径の銃弾を片手で払い除けるシーンなんかはなかなかに格好良い。
練習に従い、辿々しくも口にする「よくやった」も微笑ましいし。
でもなー、こっからがなー。
要は、ハンコック氏の秘密的な部分がなんともかんともモゴモゴ
最終的には『エウレカセブン』ばりのAllHeartペンティングオチですよ。
何がかは観ればわかる。
うーむ。


ところで観ながらにして思ったのは、カメラワークがおかしくね? ってこと。
演出だと言われればそれまでかもしれないけど、なんだか不安定な感じがしたり。
やけにブレるとことか、ズーム使って寄ったり離れたりとか。
気の所為?
でも観ててちょっと気持ち悪くなった。
クローバーフィールド』ほどじゃあなかったけど。



           ◇



余談。
隣のシートの馬鹿二人が本当に馬鹿すぎて、別の意味で吐き気がした。
映画観ながら雑談するな、指を差すな、先を口にするな畜生め。
おまえらの所為で俺の不愉快メーターはMAXだ。