ジャンプ・スカー

イクスピアリにて、映画『ジャンパー』を鑑賞。
はい、あの単独ボソンジャンプするやつね。
ストーリーを要約すると――突然瞬間移動能力に目覚めた主人公がそれを使ってウハウハな生活をするも、そんな能力者を抹殺しにかかる集団に狙われて大ピンチ! みたいな。
しかしナンだ、アメリカには、冴えない男が特異能力を得て愛しの彼女をゲット、っていう流れのテンプレートでも存在するのだろうか。


高評価な点は、小難しくなくてアタマ軽めに観れるところと、驚異の映像演出。
特に、ブォッ、ってジャンプするシーンはなかなかの爽快感を伴ってて素敵。


ただし、主人公(の思考回路)が厨二病すぎるあたりと、物語の浅さが残念な点かなぁ。
前者については、得た能力をありきたりにクライムな方向へ使ってみちゃった時点で底が見えたな。
たしかに俺だって瞬間移動が出来るようになったらとりあえず金か性欲のために動くだろうけど……むしろそのへんが露わになった感じで軽く鬱。
後者については語る舌を持たず。これがこの映画のダメダメっぷりを増長させている原因だろ。
とにかく、それぞれの行動一つ一つの理由が足りなくないか?
あとさ、主人公がジャンプ能力に目覚めた理由あたりを教えてくだしあ><


見どころは、サミュエル・L・ジャクソンの渋さくらい。
まぁ何故パラディンがあそこまでしつこくジャンパー連中を殺そうとするのかとか、わざわざこれ見よがしに使うトドメ用のナイフは何なのかとか、そのへんを無視されたままなんでもう(ry




……え!? 続編やるってマジですか?