蜜柑会長

TSUTAYAでレンタルしたDVD『手紙』を観た――あんまり詳細とかは知らないままで(沢尻エリカが出演してることは唯一知ってた)。
……キたねぇ、心に。
罪を犯すってことは、結局のところ、その犯罪行為一つだけに留まりきらず、もたらされる影響というものは身近な何かを悉く叩き潰す。
苦しむ弟の人生を観ていて、なんとも遣る瀬ないダウナーに陥る。
頑張って頑張って、ようやく手の届くところに見えた幸福が、ふとした拍子に潰れてしまうなんて。
特にアレだ、実紀ちゃんの台詞「パパ、ヒトゴロシってなぁに?」は堪えたなぁ。ょぅι゛ょの無垢な言葉だけにさ……。


で、なにに感じ入ったかっつーとだね、直貴が書いた最後の手紙。
家族を守るために兄貴を捨てる。
そして、兄が六年目にして気付いた償いのカタチ。
本当に罪を償うっていうのは「そういうこと」なんだと。――その瞬間、涙が出た。



ところで沢尻エリカの似非関西弁はもうちょっとどうにかならなかったのかなぁ。
    手紙 プレミアム版 [DVD]