トライテン

一切の仮眠なく徹夜で昼頃に帰宅。
で、さーっとシャワーだけ浴びて、パンツを履き替え――たところで意識消失。
気が付けば午後11時。
そこには、睡魔に完殺された俺がいた。
しかもパンツ一挺だ。
なるほど、拳銃を一挺二挺と数えるところからパンツと武器の関連性を考えるのはわりと間違いじゃないぜ大阪。
錯乱しながら服を着て、再びダイヴ・オン・ザ・ベッド。癒しはここにしかないのか。
非番の無駄遣いは実に勿体無いものである。
しかし、脳を甘く蕩けさせる睡魔の力というものは二十七祖にも匹敵するっつーかなんというか。



次に目が覚めたとき、俺は、9日の朝陽を目の当たりにしていたのだった。つづく。