2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

 夜明けの街で

――いいことを教えてやる。 赤い糸なんてのは、二人で紡いでいくものなんだ。 とゆわけで、はじめての東野圭吾。 先輩が入院した俺に貸してくれた一冊。 トータル336ページで、見た目ほど長くもなく、昨日と今日だけで読了致した次第。 アレだな、思っていた…

入院編(20) 火傷の経験値

あー、今日で二十日目かぁ。

入院編(19) 一日一セクシー 〜心のかけら

ああっ、勇気が出ないっ。知ってはいたけどヘタレだわ俺! 本を貸す、という行為でもって次に会える確約と代えている情けなさ。 実際そのとおり会えているにもかかわらず、連絡先一ついまだ聞き出せずにいる肝の小ささ。 いや、その全てがあまりに俺っぽすぎ…

 四季 冬

――その言葉こそ、人類の墓標に刻まれるべき一言です。 神様、よくわかりませんでした……ってね。 春を発ち、夏を過ぎ、秋と別れ、ようやく冬に終わる。 俺みたいな凡人には「すげぇ……」の一息で精一杯、時空から乖離した彼女の世界は、言葉じゃ括れないくらい…

入院編(18) ごらん、これが、人間だよ

シャワー、解禁! き、気持ち良すぐる。 ぬあーっ、とばかりの勢いで垢やら雲脂やらを流れ落とす快感。 シャワーはリリンが生み出した文化の極みだよね。

入院編(17) YMS-15

昨日に増して何もない一日。 外はこんなにも天気がいいのに、呆れるくらい俺にはするコトがない。 VPをちまちま進めてみたり(現在Chapter8)、 『四季 冬』をちまちま読んでみたり(現在第2章)、 気が向くままにクロスワードをちまちま解いてみたり(現在…

 四季 秋

――会話して下さい、私と。 ――うん、ときどき、君って、わけのわからないことを言うよね。 やめられないとまらない。 いやはや、今巻で如何に自分が犀川&西之園コンビを好いているか思い知らされたね。 二人の睦まじい会話パートだけでご飯三杯はいける――っ…

入院編(16) セクシー心理学

躰は日に日に良くなってきてるらしく、今日は洗濯が解禁された。 いちいちワンフロア上の洗濯場まで行くのは面倒だけど、洗わないと不足するからなぁ……主に下着類が。 あとは特になーし、安静にしてろってくらい。 あ、愛しの看護婦さんとは、会えば話ができ…

 四季 夏

――そうか、死ぬことを、もったいぶっているのね。 完成途上の天才がその御手を朱に染め、これにてFを始める舞台設営は整った。 しかし、如何なる過去を持ってその点に至ったのかがまさかここまで克明に記されようとは――。 それはともかく、まだ半分だという…

入院編(15) 憂鬱

そういえば十一月に入った段階から大部屋に移ることに。 コストダウンは嬉しいけど、正直、周りの人の気配が鬱陶しいな。 けどなによりツラいのは、俺以外の皆がベッドで飯を食うこと。 いい匂いさせてんじゃねぇ。ある種の拷問。 それに看護婦さんも担当が…

入院編(14) 例の如く12と13は欠番で

――停滞の理由は三つ。 熱 30、31日と続けて朝起きると微熱があって、思うように動かしてもらえなかったわけで。 でも熱が出たのは朝限定で、昼頃になると毎度落ち着いたり。 詳細原因不明、もしかしたら鎖骨んトコの点滴部からばい菌が入ったのかも。 パケッ…